【中学生男子】受け口・下あごのずれの矯正歯科治療
【治療計画】
上下顎の前歯の凸凹(叢生)、前歯の反対咬合、顎がずれているとのことで、来院された患者様です。
今回のケースでは、もともと上の5番目の小臼歯が先天的に欠損していたため、下の小臼歯も2本抜歯し、つじつまを合わせました。下の前歯は、反対に噛んでいるため、内側(舌側)に移動させなければなりません。そのためのスペースにも抜歯は必要でした。
上顎の奥歯(大臼歯部)の後方への移動(遠心移動)によりスペースを作りました。スペースが作られたら、前歯の凸凹を改善しました。
下顎が左にずれていましたが、この原因としては、上顎の歯のアーチが狭い、噛み合わせの高さの左右差があるためでしたので、かみ合わせを整えることで自然に顎の位置はあってきました。
【リスク・副作用】
上の5番目の小臼歯が先天的になかったため、噛み合わせのつじつま
を合わせるため、下顎の小臼歯2本抜歯が必要となりました。
ワイヤー矯正を行ったため、歯面の清掃がしづらくなります。
清掃を怠ると虫歯や歯周炎のリスクが高まります。